2011年2月20日日曜日

ベースは初心

今の私みたいな半端な心持ちで、
役職上は誰かの上に立ってるのが申し訳ない。

最近、ずっとこう思ってました。


そんな中で流れるように決まった、
塾での立場がまたさらに変わるということ。
エリアの事業計画の一端を担うというもの。

見かけでは出世なのかもしれませんが、
私は、今本当に自分がいる場所と、
役職名が乖離しすぎている気がして、
もの凄い勢いで拒絶してしまいました。

結果的には現在の立場上、
エスカレーター式にその新しい役職を担うのですが、
なんだか嫌で仕方なかったというか、
この状況から目をそらしていた様な気がします。

事実、この役職のキックオフ会議も、
かたくなに出席を拒んでいました。


そして今、現在担っている役職として
最後の企画をしているのですが、
もう色々と重なって睡眠時間は無いし、
そもそも何を目指しているのかが分からなくなっていました。
誰の為にもならない「作業」の感覚でした。

でも、気の置けない仲の後輩に
「明日、(企画)楽しみにしてるね〜」と言われて、
なんだか、ふっと、余計な力が抜けた気がしました。



難しく、考えすぎていた様な気がします。

一人の塾講師であることの他に、
「楽しい」「働きやすい」「意味がある」
そう感じてもらう瞬間を増やすことも私のミッション。

私は、先輩達にそういう環境を作ってもらったから、
それを教室で自分も再現したいと思ったのです。
そうしたらそれをエリアでやってみるチャンスを貰えて、
今度貰えたチャンスというのは、
もっと色んなターゲットに向けてそういうことができる。


実際は規模が大きくなるに連れて、
自分が埋もれてしまって、目的を見失ったりするけれど、
最初に「これがしたい」と思ったことは、
確かに存在していたことを思い出しました。

甘えることのできない立場を自分で選んで、
独りよがりになって、視界を塞いでしまってた。


理念や経営の視点からなんて考えようとしなくていい。
というか、自分の意とすることと、
うまく繋げて解釈すれば良いのでしょう。

成長は、1の上に2を積み重ねるものなのに、
最近の私は1と2を別のものと解釈していた。
だから極端に成長のスピードが落ちたし、
ジレンマも、もの凄かったのかもしれない。

いつも、ベースは初心。

とてもシンプルだけど、大事なこと。


「楽しみにしてる〜」という、
期待と社交辞令のMIXed WORDを、
心からの「楽しかった!」に変えたい。

そんなことから始まったってこと、忘れてました。



ふいに明日を楽しみにしてくれた後輩に深謝。
明日は彼を含む一人でも多くの人に、
「楽しかった。」と言ってもらえる時間を作りにいきます。