2011年3月17日木曜日

はるまついぶき


降りつもる雪に覆われた 春待つ息吹のように。




母親の友人の安否が確認できたようです。

本人(母)はいつも通りにしているつもりでしょうけど、
鼻声なのはあからさまで、薄暮の中で電気を暗くしていても、
目が赤いのが分かりました。

きっと、嬉しくて泣いたんだろうな、と。

数日間、安否が分かっていないことは知っていましたが、
あまりに何事も無いように暮らしていたので、
すっかり解決していると思っていたほどです。


私も、いつかこういう強い人になろうと思います。



最近時々聞く台詞があります。
「震災で、その人の本性が見えるよね。」

私は結構、人の良い所が見える機会だと思います。
周りの人は、みんな優しいし、強い。

色々我慢してるのかもしれないけど、
それでも優しさが見える、見せることができるって、
本当に素晴らしいことだと思います。


なんて言ったら良いかわかんないけど、

雪に覆われても、そこには芽があるわけです。
隠れていても、見えなくても確かに存在する、
そういうものが、この世の中には沢山あるわけです。

それが、酷い現実だったりもしますが、
「優しくて強いもの」だったりもするんです。



少し前に、「あたりまえ」は「ありがたい」と書きました。
今日、もう一度その言葉を自分に言い聞かせます。