「挑戦することを、諦める」のは、
もう随分と前に、二度としないと約束しました。
そして“挑戦するのを諦めるという挑戦”を、
しなくてはいけない時があることを、
久々に痛いほど思い出したフリをしました。
背中を向けて進みだしたとき、
どんどんスピードが上がっていった。
ゆっくり歩いたら、決心が鈍りそうだった。
“将来の、いつかの自分”ではなく、
“今この瞬間の誰か”を選んだだけ。
結果で見れば、いい子の行動だったのかもしれないけど。
一度決めたことに対して、
こうして疑問符を持つのは良くないけれど、
放っておいたらまたこういうことしそうで。
今日は、自分に厳しく問いつめたい。
私は、もう4年くらい、
あの居場所に焦点を当てて暮らしていたじゃない。
「必ず、いつか。」と思っていたはずじゃない。
これは、諦めるという挑戦を、
してもいいような場面では無かったはず。
もし簡単に諦めることだったら、
あんな風に涙はあふれたりしない。
自分の人生を、棒に振る瞬間に、
自分が真っ先に気づくとは思わなかった。
「どうしようもない」という気持ちで泣いたのは、
とっても久しぶりなことで、
私は自分の偽善者っぷりを疑ったし。
綺麗ごとだらけの甘んじた生き方を憎いと思った。
自尊心を傷つけるようなことを言っても、
仕方ないのかもしれないけれど、
もう二度とこのことに関する間違った挑戦はしたくない。
あんなに馬鹿みたいに泣くなんて、
自分の努力を全力で裏切ってる証拠。
「これしかない」のに、それを捨てるようなことは、
もう二度と絶対にしたくない。
悔しい、虚しい、情けない。
一番大事な気持ちの強さを試すように、
私は大きくて深い傷をつけてしまった。
今日の過ちは本当に、大きい。