2011年5月15日日曜日

これしかない、のに。

「挑戦することを、諦める」のは、
もう随分と前に、二度としないと約束しました。

そして“挑戦するのを諦めるという挑戦”を、
しなくてはいけない時があることを、
久々に痛いほど思い出したフリをしました。


背中を向けて進みだしたとき、
どんどんスピードが上がっていった。
ゆっくり歩いたら、決心が鈍りそうだった。

“将来の、いつかの自分”ではなく、
“今この瞬間の誰か”を選んだだけ。
結果で見れば、いい子の行動だったのかもしれないけど。

一度決めたことに対して、
こうして疑問符を持つのは良くないけれど、
放っておいたらまたこういうことしそうで。

今日は、自分に厳しく問いつめたい。

私は、もう4年くらい、
あの居場所に焦点を当てて暮らしていたじゃない。
「必ず、いつか。」と思っていたはずじゃない。

これは、諦めるという挑戦を、
してもいいような場面では無かったはず。

もし簡単に諦めることだったら、
あんな風に涙はあふれたりしない。


自分の人生を、棒に振る瞬間に、
自分が真っ先に気づくとは思わなかった。

「どうしようもない」という気持ちで泣いたのは、
とっても久しぶりなことで、
私は自分の偽善者っぷりを疑ったし。
綺麗ごとだらけの甘んじた生き方を憎いと思った。

自尊心を傷つけるようなことを言っても、
仕方ないのかもしれないけれど、
もう二度とこのことに関する間違った挑戦はしたくない。

あんなに馬鹿みたいに泣くなんて、
自分の努力を全力で裏切ってる証拠。

「これしかない」のに、それを捨てるようなことは、
もう二度と絶対にしたくない。


悔しい、虚しい、情けない。
一番大事な気持ちの強さを試すように、
私は大きくて深い傷をつけてしまった。

今日の過ちは本当に、大きい。