あなたと私の時間は違う流れ方をする。
彼女と彼の空間の移り変わりは異なる。
纏う空気も、話し方の癖も、仕草も、
少しずつ、通り抜けた時空によって変わる。
だから、私が「私の時空」で生きて、
あなたは「あなたの時空」で呼吸する。
私、こういうことを人に要求するくせに、
自分は結局、あんまり理解できてない。
過去は永久に過去。
無理に今すぐ向き合わなくても、姿を変えない。
だから、私はまだ前を向いて歩いていける。
もう少ししたらきっと、この過去と向き合って
「こんなこともあったなあ」なんて笑える。
あなたがそんなに力強く「あなた」を生きるなら、
私だって、もう二度と揺るがずに進み続ける。
ちょうど前進の追い風が必要だったから、
とてもちょうどいいよね。