2010年12月5日日曜日

立派で格好いいこと

朝、少々お目覚めの悪いスタート。
でも晴れてるからいいね、って感じで再スタート。


まずは塾に行って作業作業作業。
もうお腹痛くなるほど笑っちゃって大変だった。

なぜか仲良しの後輩ちゃんが登場し、びっくり。
なんと同じ役職に彼が仲間入りとのことです。

普段はかなり彼のことを馬鹿にしていますが、
良い意味で「いい加減」なところがあると思うし、
我の強さも粘り強さもあると感じているので、
教室をぐいぐい引っ張って下さい。

…いや、一緒に頑張りましょうって言うべきかな。


ちょっと余計な話。
私も去年の今頃の時期にこういう肩書きを与えられて、
なんというか、最初は苦痛で胃を壊したりました。

一番は、寂しかったというのが大きかった。

生活の中で仕事が占める比重が増すとともに、
失ってしまったがあったけど、誰にも言えなかった。

自分も自分で、
失ったんじゃなくて選んだんだからいいんだ、って、
必死にその問題から逃げていたから、
さらに仕事に打ち込む、みたいな生活になったわけです。


新しく主任になる子には、
そういう思いだけはしてほしくないです。
ましてや、自分より年下の仲間には絶対にしてほしくない。
そして特に君は、大事な友達でもあるので、心から。


私の生き方が下手なだけかもしれないけど、
何かを選ぶと言うのは、何かを捨てること。
これは絶対にそうだと思うんです。


だから、(これ見てないと思うけど、)
辛くなったら絶対に何かしらのサインを出してね。

言葉じゃなくても、態度や表情じゃなくても、
どこに居ても、何があっても、いつだって、
私はそのサインに気づけるようにしておくから!

まあ、いい加減なスタンスでやってくれれば大丈夫だけど。

ようこそ、小さな操縦室へ。



そして午後はみぃやんに会ってきました。
お互い忙しかったのもあって、ちょっと久々でした。

会った瞬間に「あ、なんかチロリアン」って言われた。


もうずっと東京に住んでるので、
おかしな表現かもしれませんが、
彼女に会うと、都会の雑音が消える感じがします。

お昼ごはん(ちょっと違うかな?)を食べて、お話。
3時間くらい近況とか変化とかを共有。

姉妹、子弟、同士、ライバル、水と油、一双の手袋。
瞬間瞬間で変わるような私達の間柄は不思議だけど、
私をよく理解しつつ野放しにしてくれる素敵な人です。


そして日も暮れてすっかり冬めいた神楽坂で、
ちゃっかり夜ごはんも一緒に食べました。

おちゃめだ。

ちょっぴり贅沢なお店で、息抜きのひと時が過ごせました。

ちゃんと説明してって言われたらできないけど、
涙が出そうだった。

良い例えが見つからないんだけど、
停止線がまだ先にあるのに、怖じ気づいて手前で止まってたら、
「もうちょっと進まないと逆に危ないですよ」って言われた気分。

…最近一番のわかりにくさですね。

とにかく、よかった。



塾の話に戻りますが、
この冬期講習で、私の講師生活は、
折り返し地点にさしかかるということに気づきました。

この冬が終わったら、坂道は下り坂になります。

頂上からどんな景色をみて下り坂を降りていくのか、
それを決めるのは自分です。


背中を押してくれた人、手を差し伸べてくれた人、
この上り坂を上るとき、私はいつも一人じゃなかった。

壁にぶつかったことを隠して、迂回して、なんとか次に進むことは、
立派なことで、格好いいことだと思ってたけれど、
本当に「立派で格好いいこと」っていうのは、
「行き詰まった」を伝えることなんだろうな、と学んだ。

もちろん最初から助けを請うような生き方はできないけど、
「行き詰まった」を表現すべき場所で表現できたとき、
その都度、多種多様なかたちで、助けてくれる人や物事に出会ってきた。

これを知れたことはまた、立派で格好いいことだと思っています。


みなさんのおかげで素敵な毎日!

やったーやったー!