小さい頃、あまり褒められた覚えが無い。
別にそれに対して不満も無いのだけど。
センスも才能も無くて、
「継続すること」しかできなかったから、
褒められる要素がなかったといっても等しい。
部活も怒る先生ばかりだった。
褒め言葉を聞かないようにしていたのもあると思うけど。
最近まで、私の中で「怒る」の反対は「認める」であって、
「褒める」という考え方、感覚すら希薄になっていた。
塾講師を始めてからは、
「成長の段階で褒められる経験は重要だな」
と思うようになったんですけどね。
相手を素直に「褒める」こと、
相手からの「褒め」を素直に受け止めること、
このコミュニケーションが上手く取れると、
どんどん良い方向へ向かって行けると感じています。
話を戻して。
そんな私にも、好きな褒め言葉というのがあります。
それが知性を褒められること、です。
外見に関するお世辞じゃなくて、
知性を讃えられることはとても嬉しい。
計算がいくら早く正確にできたり、
文章題がどんなに解けることよりも、
季節に応じた暮らし方とか、
身なりとかに順応できることのが魅力的だと思うのです。
物事に着手するタイミングが的確だったり。
自分がそういう姿に強く憧れてるからこそ、
「賢い」なんて、お世辞でも言われたら嬉しいのです。
可愛いとか綺麗とかって中身が無い気がするんですけど、
賢いとか聡明っていうのは「中身でしかない」ですからね。
なんでこんなことをツラツラ書いているのか、
自分でも分からないんですけれども、
始めて会った人に、
自分にとって最高の褒め言葉を言われたら、
誰だって普通に嬉しいですよね。
言ってもらえたお世辞を、
いつか心から言ってもらえるように。
今後も、関わって行く中で、成長し続けたいです。
目指すは“爽賢美女”です。
昨日からこの言葉だけで気分上々になってるあたりに、
やはり単純さが見え隠れしているのは、ご愛嬌ね。