素晴らしいのに、切ない。
始まったのに、終わりそう。
墜ちることができない。
よじ上ることもできない。
傷つけることも、包み込むこともできない。
いつも、いつも、いつだってそう。
「中途半端が好き。曖昧が美しい。」
それは言い訳だってことは知ってる。
もちろん本心ではあるんだけど、
それが逃げになってしまう場面でも言ってしまう。
優しくされたいのに、突き放されたい。
大事にされたいのに、雑に扱われたい。
しっかり進みたいけど、迷いたい。
駆け抜けたいけど、迂回していたい。
生まれた時から相反する感情を右手と左手に持ってる。
わかってるよ、わかってる。
わかってるけど。
うん、わかってる。