外、冷たい。
寒いと言うか、冷たい。
混沌は夕方から。
自分の知らないところで、ちいさな衝突。
それに気づかず能天気に声をかけてた私。
罪悪感もいいところ。
激しい自己嫌悪とともに一日が去って行った。
一応直接話したんだけど、全然話してくれない。
腫れ物にはふれないで、みたいな横顔を見たとき、
おどけてみせることしかできなかった。
守れなかった約束はいつだって外面だけ立派。
ただ、私ってそんなに頼りないのかなぁ。
っていう気持ちだけは、取り留めも無く悶々と。
そして途切れること無く今日が始まった。
掌が私の半分くらいしか無い小さな子の、
小さな心と体に秘めた、大きな悲しみに触れた。
そばに居てほしい人に向かって、
「そばに居て」って言えないこともあるよね。
ぽつり、ぽつりと話してくれる言葉が、
お砂糖みたいにサラサラ落ちていった。
溶ける場所も無いまま、小さく小さく砕かれてた。
ただただ、うなずきながら聞いたあと、
「大丈夫よ。全部ではないけど、その気持ちはわかるよ。」
って言ったら、大きな目から涙流してた。
こんな小さな子が、
見えないものと必死に闘ってる姿があっていいものなの?
非常に悩ましいこと。
昨日今日のこの出来事が、私に決めさせたことを、
なんとか頑張りきれたらいいな、と思う冷たい夜。
やっぱりさあ、
完璧じゃないくらいがちょうどいいよ。
満月より十四番目の月。