2010年12月18日土曜日

冷たい夜に十四番目の月を

外、冷たい。
寒いと言うか、冷たい。


混沌は夕方から。
自分の知らないところで、ちいさな衝突。
それに気づかず能天気に声をかけてた私。
罪悪感もいいところ。
激しい自己嫌悪とともに一日が去って行った。

一応直接話したんだけど、全然話してくれない。
腫れ物にはふれないで、みたいな横顔を見たとき、
おどけてみせることしかできなかった。

守れなかった約束はいつだって外面だけ立派。

ただ、私ってそんなに頼りないのかなぁ。
っていう気持ちだけは、取り留めも無く悶々と。


そして途切れること無く今日が始まった。


掌が私の半分くらいしか無い小さな子の、
小さな心と体に秘めた、大きな悲しみに触れた。

そばに居てほしい人に向かって、
「そばに居て」って言えないこともあるよね。

ぽつり、ぽつりと話してくれる言葉が、
お砂糖みたいにサラサラ落ちていった。
溶ける場所も無いまま、小さく小さく砕かれてた。

ただただ、うなずきながら聞いたあと、
「大丈夫よ。全部ではないけど、その気持ちはわかるよ。」
って言ったら、大きな目から涙流してた。

こんな小さな子が、
見えないものと必死に闘ってる姿があっていいものなの?
非常に悩ましいこと。


昨日今日のこの出来事が、私に決めさせたことを、
なんとか頑張りきれたらいいな、と思う冷たい夜。

やっぱりさあ、
完璧じゃないくらいがちょうどいいよ。

満月より十四番目の月。