2011年1月22日土曜日

シロツメクサ

シロツメクサは、風に揺れる。


純粋無垢に寄り添っているんだと思ってた。

4人なら、きっと楽しくやっていける。
最近、割と本気でそう思ってる。


夢の予定を並べて、
ああでもない、こうでもないと言いながら、
毎日をひたすらつないでいる。

集まれば、シロツメクサ。
幸せの象徴だね、きっと。


そして気づいてしまった。
「みんな片想い」ということ。
シロツメクサの一片ずつは、ハートの形。


4人で見る朝日も、夕陽も、海も、星も、
隣に居てほしい人がそれぞれ違うのかな。

でも4人で見る全ては、別の誰かと見ても、
こんなに切なく綺麗に思えないでしょう。


自分のことじゃ、
こんな風にノスタルジーになれない。
だけど、君のその話聞いてしまったら、
私はその先にある物語に心がつぶされそうになる。

ただ黙って、見守るだけ。
知らないふりして、笑うだけ。

君の知らない時間を、私はずっと見てきた。
人の未来が見えるって、こんなに苦しいのか。


それでも、つなぎたい。
「今」が途切れないように、つなぎたい。
作り笑顔でも、嘘で固めた優しさでもいい。
思い出したときに、
楽しそうにしている私達がいい。

その物語の終わりがどうなっても、支えになる様に。


シロツメクサは、風に揺れる、揺れる。