「奇跡」の音は「軌跡」からしか聞こえません。
そして、私は今日確かに聞いた。
大きな声で言うとプレッシャーになっちゃうから、
囁くように「すごい」って言ってけれど、
静まらない鼓動はきっと、聞こえていたはず。
目の配りかたが変わった。
姿勢の良さが変わった。
ペンを持つ手の雰囲気が変わった。
あと少し、あと少し。
奇跡は容易く信じないけれど、
「軌跡」は信じる。
そんな彼との最後の授業は明日。
「先生の誕生日プレゼント、合格通知ね。」
って笑顔でしてくれた約束は、絶対守らせたい。
そして友人からの嬉しすぎる知らせ。
心から、おめでとう!と思った。
がんばってね!私も、がんばります。
そして、思わぬ来訪者。
やっぱり、再会は甘美な稲妻。
ふぅ。
まずは、最後の最後まで軌跡を刻みます。
なにかすごくすごく素敵なことが起こる予感。
聞こえたのが、どうか奇跡の音でありますように。