2011年4月5日火曜日

テンポに乗れたら

著名人で「考え方がいいな」と思う人がいて、
その人と同じ様な考え方してるのに、
なんで私はこんなに非才なんだと嘲笑して、
それでもいいじゃない、と思ってみる。


知らないうちに、
「ま、いっか」を心の中で呟くことが、
日常茶飯事の、当たり前になり始めているような。


努力をしていないつもりは無いんだけど、
「努力」の限界をどんどん下げている気はする。

何かを最大限に頑張っていた時、
それは振り返れば「最高」なんだけれども、
実際、その瞬間はかなり辛かったりしたから、
「あの時くらい頑張る」なんていうことは、
一回落ち着いてしまったら、
ほっとんど不可能に近いというか。

頑張ったことがある、
自分はあれくらいできる、
そうやってまとめに入ってしまった後に、
もう一度「あれくらい」の頑張りをするのは、
理由を見失ってしまった以上、できない。


諦めることは挑戦より難しい、
それをいつかの経験から痛い程学んだはずなのに、

いつからか、諦めないために、
挑戦することまで少しずつ避け始めたり、
もう取捨選択して捨てた方が良いことも、
諦めと選別の区別がつかずに抱え込んだりして。

無難な方へ、無難な方へ流れていく感覚。

それはそれで落ち着いていて、安心できる。
私は、こういう生き方も本当に好きだと思える。


だけども、心のどこか、ほんの少しのスペースから、
「このままじゃ嫌だな」なんて音がするのは分かってて、
もう耳を塞いでも聞こえるくらい、その音は響き始めた。


結局私みたいな平凡な人は、誰かのためじゃなくて、
自分の為に変わらなきゃと思うときしか、
結局は歩き始めることなんてできないっぽい。

それでも、歩き始めてテンポに乗れたら、
今まで関わってくれた人の為になることもする。


もうあんまり休んでられない。
これ以上休むことを許したら、
「やればできるんだよね」とか言う人になっちゃいそう。

やればできるけど、やろうとしない人にはなりたくない。
それは、たいてい「やってもできない」だろうから。