2011年6月28日火曜日

メッセージ

「ありがとう」を花束に変えて、
「ごめんなさい」を泣き顔に変えて。


普段の何気ない生活の中には、
受け手を見失ったメッセージが
溢れすぎている気がします。


最近私は、結局のところ、いつの時代になっても、
対面のコミュニケーションが一番だと思います。

何かの宣伝をするとき、
ネット上に、できるだけ多くの人に
気に入ってもらえるような言葉やデザインを駆使して、
バンバン広告を出すこともいいかもしれません。

だけど、直接顔を合わせてみて、
伝えたいことを、その人に合わせて、
つたえることができたなら、
それが一番いい宣伝になると思うんです。


SNSやネット上でのコミュニケーションが、
上手く行かないと感じたら、
自分が“誰”と意思疎通したかったのかを考え直します。

もし特定の相手に伝えたいことがあるなら、
ネット上の公の場で伝えなくても、
メールや電話、そして究極は会って伝えます。

ネット上のコミュニケーションは便利で速いと言いますが、
コミュニケーションは便利で無い方が良いこともありますし、
結局の所、速さと正確さは、コミュニケーションが
対面に近づくに従って、上がっていく気がします。


私個人のこれまでの経験では、
「不特定多数の人に伝えたい何か」と言う物事には
多分、出会ったことがありません。

たいていのことは、
誰に伝えたいかがきちんと存在する。

だから受け手となる“誰か”を、
きちんと意識したコミュニケーションがしたいです。


「おやすみ」は髪をなでて、
「たいせつなこと」は抱きしめる。


文字にしなくたって、
伝える方法が溢れてくれていて、よかった。