2011年11月28日月曜日

亡霊

大好きな漫画、ハチクロの中で、
「講師とは、学校の亡霊みたいなものだ」
という類の台詞があります。

生徒は毎年新しい子が入ってくるけれど、
講師はずっと動かない、ということだそうな。

塾講師としての日々も3年目の後半戦。
幾度か「卒塾」という場面もありました。


でもやっぱり私は、
一時的にこの仕事に身を置いているだけで、
亡霊になんてなれないんですね。
もうすぐ私だって、ここを巣立つ身です。


ただ、生徒達と数ヶ月から数年を過ごしたことは、
紛れもない事実であって、
例え「またね」という挨拶でしめくくっても、
こみ上げてくるものはあります。

全ての出会いに言えることですが、
もしかしたらもう二度と逢えないかもしれない。

いっそのこと亡霊になることができたら、
生徒の気が向いた時を待って佇んでいられるのに。



りょうこちゃん、
卒塾おめでとう。

時には私自身、躊躇うほどに、
きつい言葉を放ったこともあったけど、
いつもその意味を考えてくれて、
少しずつ着実に前進してく姿に敬意を抱きます。

わかってあげられない部分も、
多かったかもしれないけれど、
それでもずっと担当させてくれてありがとう。

いつかりょうこちゃんの作った作品を、
どこかで見ることが出来たら嬉しいです。

またあいましょっ!