2012年3月24日土曜日

忘れないで、僕は君を


冬のある日 言葉の無い手紙が 僕に届く
遠い花火 白い天使 ぼくは旅をしている
風の中の 海の匂い

忘れないで 僕は君を ほんとうに愛している

もしもどこか 街のどこか この歌を聴いたら
思い出して これは僕からのメッセージ
雪の降る日、何もかもがとても懐かしくなる
風の中に君の声を僕は探している
もしもある日 冬のある日 この歌を聴いたら

思い出して これは僕からのメッセージ





変わらないこと、変われないこと。
だけど、変わること、変わって良いこと。

「あなたは、あなたのなりたいようになれる。」
「あなたは、あなたのしたいようにできる。」

そんな言葉は、戯言で、
生まれつきの限界があると思っていた。


いつも明るいあの人が、
私と同じように育ってきたと聞いて、
その真偽はどうであれ、希望が見えた。

私も、こういう風に、なりたかったように、なれるの?

自分の中にある誤解も呪縛も少し溶けて、
早朝のバス通りで、涙が、すーっと流れた。


「もしそうなったら、誰かが必死で止めるよ」

そんな言葉に、
私は、また周りの人のこと忘れてたことに気づく。

一人じゃない、ということ、
そういう、本当に嬉しいことを、

私はどうしていつもいつも忘れてしまうんだろう。


私は一人で物事を成している訳ではないのに、
どうして、いつも。


嬉しかった。




子どもは、親にどんなに不満があっても、
どんなに口先で不平を漏らしても、
親は親で、本当にみんな親が好き。

何をされても、子どもは、
上手に記憶を切り貼りして、
ずっと親を好きであろうとする。
何があっても、嫌いになんてなれない。

だけど子どもじゃなくなったとき、
切り捨てた記憶に負けそうになることもある。

真実と「自分の記憶」の狭間に落っこちる。

だから子どもで居ようとするけど、
もうそれも限界みたいで、
むしろ限界を認めていいのかもしれない。

少しずつ、上手に生きていける様に。
何もかもを、大事に抱きかかえて生きていける様に。

だって、みんな正しいと思ったことをしてきたんだから。

そこにはきっと、全て愛があるんだから。