2012年5月14日月曜日

コスメの時代



感想は…
私は炭酸飲めないんですけど、
辛口だけど喉越しの良いジンジャーエールっぽい、
と思いました。

タイトルのコスメについてだけでなくて、
ファッション全般、雑誌文化に至るまで書かれてます。

家柄を理由に、何かと服の話は避けてきたのですが、
読んでみたら、知っている事と知らない事が
半々くらいで、まだまだ勉強不足だ、と思いました。



自分の性格というか価値観はやや古めかしいのか、
化粧に対する考え方というか向き合い方が、
コギャルブーム以前と一緒でした。

高校を卒業するまで化粧をするのはやめよう、
と(なぜか)決めていて、
時々ショーに出る時だけの魔法みたいなものでした。


しかし、母親が結構コスメを集めていて、
しかも持っている化粧品は高いものが多くて、
幼稚園の頃から勝手にドレッサーを開けて試してました。

生まれて初めてのコスメは、シャネルの頬紅。
バスルームに置いてあったN°5のボディパウダーと、
同じようなシャネルの香りがする薔薇色の粉は、
禁忌を冒している感を盛り上げてくれました。

そしてジバンシィのアイシャドウ、
ディオールの口紅、
エスティローダーのマスカラ。

中学生の時秘密で買ったBURBERRYの香水。

お化粧をし始めたのは、大学に入ってからで、
ちゃんと形になったのは冬前あたりでした。

私の中で何を基準に「ちゃんと」なのかと言うと、
決定的に、眉でした。

眉を描いた時、一気に大人になった気がしました。


お化粧は、多分薬物みたいなもので、
一度手を出したら本当にやめられない。

(そうはいっても、選ぶことを覚えつつありますが。)

この年になってもまだ肌が安定しないのですが、
私はこれからも、
ずっとコスメが大好きなんだろうなと思います。