2012年6月5日火曜日

さざなみ

好きなものについての雑記。

深夜の勢い、きっと書いた事を後悔する文体。笑



こんな歌い方するマサムネさんは相当レアで、
この歌に使った言葉に対する思い入れみたいなものを感じる。

この曲の入った「さざなみCD」というアルバムは、
全体的にメッセージ性の強い歌詞が多い(と思う)。


このアルバムが無かったら、
今、どうしていたかな?


沖縄から帰って来て、その足で買ったこのCD。
聞いた瞬間、鳥肌が立ったのを忘れない。
一曲目のイントロを、何度も何度も聞いて、
その頃腐りかけてた共感覚が、多分最高に冴えた。

今聞いてても、音に色を感じたり、
ものに触れる感覚がするのはもちろんで、
ある曲に関しては鼻の奥に水を感じたりする。
本当に、色褪せず、鮮度も変わらない、奇跡。


毎日毎日聞いていました。
絵を描きながら、本を読みながら。
その頃から眠れない日々が続いていたので、夜も。
時々泣きながら、散歩をしながら。

このアルバムをイメージして写真作品を作ったり、
美術の作品でもアルバムのジャケットを立体作品にした。
ギター弾いたりもして、なんか色々生活変わった。

初めて、表現したいという欲が本当に表現になって、
心からの素直な表現を生み出せた瞬間でした。

もちろんこれは人がいたからというのもあるけど。


例えばガラスのコップを落としたら、
危ないって思うのが普通だけど、
「光を当てれば乱反射するよ」みたいな、
癒えない傷は癒えないままに、殺さないであげよう。
みたいなことを、なんとなく理解できたのは、
このアルバムがあったからでもあります。



救ってくれた、這い上がる力をくれた、恩人。
人生を変えてくれた、命の恩人。


ただ今はもう、
砂漠に咲く花、見失っちゃったから、
もう一回、探さないといけないようです。


だけど、久々にじっくり「さざなみCD」を聞いたら、
なんか色々やり直したり、頑張ったり…はできずとも、
まだダメじゃないな、という感じだけはしました。



波は形をかえて、何度でも。