昔、私の中で、
「もしも本を書くとしたらそのタイトルは、」
という遊び(暇つぶし?)が流行っておりました。
マジ暇。
その中で結構気に入っていたというか、
実感を持って言えたのが、
「足がつかないほど深い所へは行かないと決めていた」
というの。
…この時点でちょっと青々してて恥ずかしいですね。
まぁ、少々ご辛抱あれ。
生きていれば誰だって、
大なり小なり挫折という類に当てはまる経験をするのが常。
どうでもいいけど、私にもあります。
そしてそもそも挫折的な経験は、はまりこんだ先に起こるもの。
そういう風に思っています。
熱中しなければ、挫折的なアレは経験しなくて済む、
(済んでほしい、)と信じています。
だから、「踏み込まない勇気」みたいなものを、
いつも意識しておこうと思っていて、
付かず離れずってサイコー、みたいな思考に傾倒しています。
でも、あることについて、
例えるところの「足の付かない深い所」まで泳いでいたことに、
気がつきました。
いつの間にか、好奇心で来てしまっていた。
というか、
少し前までは足がついていたはずなのに、
過信が消えて萎縮したのか、
潮が満ちたのか、なんなのかで、
溺れる寸前まで来ていた。
残念ながら、あらゆる物事には、
目指す場所まで渡りきれる人と、そうでない人がいます。
その差は、時間が経ったり
場所が離れないと分からなかったりします。
すごくうまくいく時期もあれば、真逆の時期もある。
あることが絶好調で、別のことは絶不調というのもザラ。
この年にもなって、また嫉妬とか
うまくいかないことへの苛立と対峙するなんて
嫌。面倒くさい、無駄。
一度塩辛い水をのんでしまったら、
砂利を噛んでしまったら、
体の中が綺麗になるまで、
淡々と清浄にしないといけない。
頭使ってコントロールできるように、
内へ、内へ籠っていく努力をしないといけない。
海には波があることも、知っているし、
風の向きや強さもすぐに変わることも知ってる。
ちょっと待っていれば全部ががらりと変わることがある。
だから、今は、ゆっくり待つ。
マジ暇。