2010年3月1日月曜日

男子校の卒業式って。

今日生徒が高校を卒業した~、と報告に来てくれた!

可愛い顔しちゃってさ~。
全く、その辺の変なお姉さんに食われるなよ~。

さて、彼は男子校なのですが、
アルバム見ても話聞いてても、男子男子男子!
さすが男子校じゃな、と思いました。

「まあまあ楽しかった」というコメントに安心。

私も去年高校を卒業したのですが、
やっぱ山あり谷ありで、“まあまあ楽しかった”って感じだったんです。
でも、今となっては人生の中で一番楽しかったと思えます。

思い出はそのうち“楽しかった”ことしか思い出せなくなってしまうと思うのです。
そして、嫌なことが思い出せなくなる、これは幸せなこと。

かのロバート・ルイス・スティーブンソンも言っています。
Happiness? That's nothing more than health and a poor memory.―幸福だって? それは健康であることと、記憶力が悪いことに尽きるよ―

振り返ったとき、いつも楽しかった思い出を、
真っ先に思い返せるようになりたいものです。

そして、そんな思いは今にもあって。

卒業の時期というのは、
学生生活にしかないと思っていたのですが、
日常生活にも溢れているんですね。

たった一つ思うのは、

「いやだ」とか「いかないで」とか、
父親の出張の朝の幼児みたいに私たちが言えたところで、
誰が受け止めてくれるんだろうっていう、ね。

夢は叶った時が一番美しい完成図で、
ひとつひとつ、ひとりひとり完成する場所は違うんですよね。
そういういうこと分かっているから、
追い続けている姿が好きだから応援するわけなんだけど、

ここまで来てみて気付かざるを得なかったのは、
大切な人の夢を応援した先には、
「自分の夢や願いは叶わない」という結果があること。
そして、周りの人がう言うよりもずっと、ずーっと、
そばに居続けることは難しいこと。

…おもい。笑

まあ、今日卒業式だった子を見て、
自分も卒業したなあとか思って、
いつか「高校楽しかった」と言ってくれることを願って、
卒業って色んなところにあるんじゃないか、と思って、
だれかの卒業は、誰かの未練になったりして、

今日卒業した子にもいい恋してほしいとか思って、
自分考え方がババくさいとか思って(笑)。

でもあれなんだろうね。
なんだかんだこうごちゃごちゃと高尚ぶってても、
きっと忘れてしまうと思うのです。

だって、とても幸せ者だから。

ありーべでらち。