能動態と受動態をキャリアデザインの視座から考えます。
つまり、ふたつの「態」を「人」へ結びつけます。
能動態とは、「主体ー客体」と構成されているもので、
受動態は、「客体ー主体」と構成されます。
受動態は、受け身系とは違うものです。
(…と昔、尊敬する先生が教えてくれました。)
母国語としては結構どちらも簡単に使うと思います。
私はこれを英語という科目で塾で教えるのですが、
能動態は一番最初に教えて、
受動態は中2の最後の方で教えるんです。
「なぜ?」
と思っていたのですが、キャリアデザイン的に考えると、
ひとつ小さな発見があるなあ、と。
長々とした考察は書けないので簡潔に述べると、
受動というのは、能動ができて初めて身につけるもの。
というのは人生でも一緒じゃないかという発見です。
「受動的な姿勢はいけない」というけど、
それは、『「能動性を含有している前提でしか存在しないはず」の受動性を、その場面で発揮しても仕方がない。既に持ちうる能動的な姿勢を見せなさい』という風にも解釈できる気がしました。
…ちょっとまとまらないな。笑
とにかく、このふたつの「態」に習う順序があるのは、
人生において身につけるべき順序に匹敵する気がしました。
以上です。