2010年11月4日木曜日

「彼」を信じること

人を信じること、疑うことは常に拮抗しますが、
どちらを優先すべきなのでしょうか。

私は「信じること」なのかな、と思います。
目に見えないものを信じる力はどこで培うのでしょうか。

見えないものを拒絶したくなるとき、
私はこの冬にやってくる「彼」を思います。

その彼とは、サンタクロース。

サンタクロースは、信じていない子には来ません。
信じていれば、プレゼントをもらえる。
信じることに目に見える価値が与えられる瞬間です。

私達は、こうして幼い頃に「信じること」を学ぶ。
やがてサンタの正体を知っても、
「信じている」と信じることで、その対価を得る。

サンタクロースからの卒業は、
「もう目に見えなくても信じられますよ」という時に、
初めてなされる必要があるのではないでしょうか。


どんなことでも、
信じていいと思うのです。

裏切られても、信じていいと思うのです。

信じて、失敗した事だってあります。
でも、その失敗から「次は疑おう」と思えた事は無い。
これを綺麗ごとだと言われてしまえば、そこまでなのだけど。

それでも、信じることを忘れてはいけない。

そうでないと、プレゼントはもらえないのだから。