2010年11月7日日曜日

やっぱり、きょうだい。

嬉しかった事は、意外と忘れやすくて、
くやしかったことって、絶対忘れない。
悲しかった事も、絶対忘れられない。

忘れる事と、忘れない事が逆だったらいいのに。

そんなことを思った午後6時。


ここから書くのは、2時間前の出来事です。

私は、何も考えられなくなると、
絵やタイポグラフを描くか、ピアノを弾きます。
そして今日は、ピアノの気分でした。

私の部屋は今、本が多すぎるので、
ピアノは弟の部屋にあります。

そして、弟はだいだい19時まで部活。
何の断りも無く弟の部屋へ侵入。

準備をしいていて、ふいに視線をそらすと、
部屋の壁に、部活の先輩からと思われる手紙を発見。

「こういうの泣けるんだよね〜」
なんて思いながらちょっと読んでいたら、

自分が3年前におくられた言葉が、
ほぼ同じように書かれていました。

「お前は、ずば抜けて何か持っている訳じゃないけど、努力ができる人間だ。そこに自信もって頑張れ。」

普段ネタにするくらい仲良くないんですけど、
この言葉を見て、さすがにね、参りました。

「ああ、わたしたち姉弟なんだ。」って。

彼ももう、2年生の秋。
私は同じ頃は病気と闘っていたので、
何にも一生懸命になれなかったのですが、

彼は今部活を頑張っています。
全然知らなかったけど、レギュラーらしいです。

私が越えられなかった夏を越えて、
きっと次の初夏まで全力でラケットを振るでしょう。

部活に関しては、頑張って引退までやってほしい。
私は、色々と理由をつけて諦めてしまったから。

もちろん私は私なりに、
選んだ道で素晴らしいことに出会ってきているのだけど。

「努力ができる」ことが良さだと思ってくれた先輩たちが、
たくさんいたってことを思い出させてくれました。

弟と、手紙を書いた先輩に、ありがとう。