結局耐えられなくて、連絡したら、
一生懸命前進しようとしている彼が居ました。
背中を押すでも、寄り添うわけでもないのですが、
とりあえず、よかったです。
さて、今日は塾だったのですが、
久々に未固定(≒初対面)の生徒の授業をしました。
いつもは空きがないので、
新しい生徒には会えないのですが、
今は定期講習中なので、こういう巡り合わせがあります。
私なりに、初授業のときにはこだわりを持ってます。
最初の出会いを彩る、主に3つの心がけ。
1、名乗らない。
2、絶対笑わせる。
3、とことん相手の気持ちになる。
4、その他。
まず一つ目の、名乗らない、について。
うちの塾は最終的に生徒の指名制で担当が決まりますが、
名前を知られていない講師は、候補にすらなれません。
でも私は、あまり名乗らないようにしています。
授業の雰囲気や、リズムなんかを気に入ってくれたら、
生徒は勝手に名前を覚えてくれると思っています。
時々、名前をちゃんと教えてほしいという生徒さんもいますが、
そういう場合も、ワンクッション置くことを意識。
相手の名前の由来を聞いたり、名前を軸に話します。
そうして、相手の話をしてから、
「私はね〜」と20秒くらいで話します。
これが、最初の1分の意識です。
次に、絶対笑わせるということ。
これは、もう絶対なんですけど、
笑顔以上、爆笑未満の笑いを絶対起こします。
タイミングとしては、答え合わせのとき。
このタイミングが一番緊張させてしまうので。
または、ものすごく緊張している子には概説のとき。
テキストの例文をネタにしたり、
イラストにツッコんだりして、笑かします。
というか、テンション上げて、巻き込む感じです。
共有しているもので話すのが大事だと思っていて、
いわゆる内輪ネタ、最近の自分の話などは避けます。
一回笑うと、声が出やすくなりませんか?
そうすると、質問もしやすくなるし、
生徒が自分から話しやすくなると思うのです。
これが、授業中盤の意識。
そして三つ目が、とことん相手の気持ちになること。
緊張している子、無理矢理連れてこられた子、
不安な子、距離を置いておいてほしい子、話したい子。
一応、ひとりひとりの雰囲気を掴んで対応します。
生徒の机と自分が座る場所との距離や、目線とか。
そして共通して心がけるのは、
終始ポジティブな発言をすること。
「できてない」「あってない」という表現は使わず、
「まだまだ伸びしろいっぱいだ!」などと言う、とか、
「最悪〜」とか言う子には、
「これが最も悪いならあとは上がる一方じゃん!」とか。
もちろんリアリストな子とかの時には控えますが、
表現一つで、次への取り組み方が見違えて変わります。
あと、小学生とかに多いんですけど、
間違えた問題にたいして文句を言う子に言う魔法のクイズ。
・徒競走で転んだとき、格好悪いのは次のうちどちらですか?
1、ビリになるかもしれないけど、立ち上がって走りきること
2、その場で伏せてレースが誰かが助けてくれるのをまつこと
たいていの子は「1」と答えるので、
「じゃあ、問題を間違えた時も、
ゆっくりでも直して完成させた方がいいよね?」
というと、渋々うなずいて結構黙々と直してくれます。笑
まあ、仮に「2」と答える子が居ても、
「じゃあ先生が助けてあげる!」とか言って直します。笑
相手がどうしてほしいかをキャッチして、
できる限りのことをする。
「してあげる」ではなくて、「させてもらう」感じ。
これが、終盤と全体の意識です。
その他は簡単で、
名前を呼ぶことと、ちゃんとお化粧をしていくこと!
名前を呼ぶこと、って本当に大事。
呼んだ瞬間、続く私の言葉はその子だけのものになる。
「問題できた?」の前に「○○ちゃん(君)」とつけるだけで、
その子と私だけが共有できる響きが生まれるんです。
あと、お化粧するというのは、
「働く」からということもありますが、
やっぱり「見た目」な部分ってあると思うんです。
白衣で授業するので、天然レフ版あるのに、
お化粧してなかったら顔が飛んで終わっちゃいます。
去年のこの時期は朝7時半から、
夜23時まで塾にいたんですけど、
お化粧をしなかった日は1日もありませんでした!笑
それに、朝から晩まで働くなんてはっきり言って、
嫌だなあと思うこともしょっちゅうです。
だから、朝一で好きなことして出かけるのは、
多分、一種の願掛けみたいなものなんでしょうね。
…仕事納めでもないのに、
長い駄文をたらたらと書いてしまいました。
一番言いたかったことは、
久々の未固定が楽しかったということです!
明日も頑張ります。