ああやって、すぐ人に聞く奴嫌い。」
なんて簡単に言ってたけどね、
聞いてきた相手がそのことを、
四六時中、三日三晩考えてから、
あなたなら、って思って聞いてきたかもよ。
または、こう。
その場でふと思ったことを、
何も迷い無く言ってくれたのだとしたら、
あなたが相手に安心感与えてる証拠かも。
くだらなく聞こえる質問ができる仲って、
そう簡単にはできないと思いますけどね。
そして文句を言いながらも、
質問の答えを探す姿は、素敵でした。
かたや。
首が取れるんじゃないかってくらい俯いてた。
あんなに悲しくなる人を選んだ彼女は、
きっと背中を押したら容易く壊れてしまうし、
連れ戻したらぐしゃぐしゃになってしまう。
言葉がつまっちゃって、
確信をもった「またね」が言えなかった?
きっと会えた時からずっと別れ際を考えてて、
こころが暴れないように必死だったんだよね。
喜んでもいいところで嬉しいって言えなかったんでしょ。
寂しいって伝えたいところで、大丈夫って言ったでしょ。
そういう無理を一生懸命する人だと思うから、
きっと心がねじれきったことでしょう。
いつもは200km先の存在が、
数センチ先まで戻ってきてくれたら、
どうしたらいいか分からなくもなると思うよ。
ただ、「そこに佇む」ことを選んだとしても、
その人が居ない間も、たのしい思い出を作ろう。
そうやって、少しずつ、
佇むと決めた「そこ」の範囲を広げていけたら、
いつか、きっと簡単に会いにいけるよ。
で、帰り際も「またね」って、
なんのためらいも無く言えるようになるよ。
そして、その日がくるまでの、
「たのしい思い出」は、一緒に作ろうね!
そんな眩しすぎる土曜日。