2011年2月28日月曜日

ソーイングセット

「誕生日に、ソーイングセット欲しい!」

と昔の生徒に言われて、
結構いろんな所探しけれど見つけられなくて、
全然関係ないものを選んで渡したことがあった。


今日、入った複数の雑貨屋では、
どこもかしこもソーイングセットを置いていた。
「流行?」と思ったけど多分違うと思う。

思わず彼女を思い出して、しみじみ。
でも、もう彼女は卒業して、引っ越してしまったので、
会うことはなかなか難しい存在。

どうして、ソーイングセットが見つかったのが、
「今」なんだろう。とを巡らせてみても、知らない。


時々、これに似たできごとがある。
必要なとき見つからなくて、
必要じゃなくなってから溢れるほど見つかる、
っていうやーつー。


「要素としての相性」が良くても、
そこにタイミングの相性の良さが重ならないと、
何も起こせない、なんていうことは多分、
これからも、絶え間なく人生の中で続いていく。


「項としては不可欠」けど「タイミングが合わない」

多分、それだけのこと。

これがもっとはっきり分かる頃には、
タイミングのずれで生じたフレストレーションが、
気化しきっていているんだろうな、と思う。


そんな全てを理解した様な書き方しても、
結局、ソーイングセットをひとつ、買っていたりする。

項としてはもう不必要なんだけど、
タイミングがよかったから。