と昔の生徒に言われて、
結構いろんな所探しけれど見つけられなくて、
全然関係ないものを選んで渡したことがあった。
今日、入った複数の雑貨屋では、
どこもかしこもソーイングセットを置いていた。
「流行?」と思ったけど多分違うと思う。
思わず彼女を思い出して、しみじみ。
でも、もう彼女は卒業して、引っ越してしまったので、
会うことはなかなか難しい存在。
どうして、ソーイングセットが見つかったのが、
「今」なんだろう。とを巡らせてみても、知らない。
時々、これに似たできごとがある。
必要なとき見つからなくて、
必要じゃなくなってから溢れるほど見つかる、
っていうやーつー。
「要素としての相性」が良くても、
そこにタイミングの相性の良さが重ならないと、
何も起こせない、なんていうことは多分、
これからも、絶え間なく人生の中で続いていく。
「項としては不可欠」けど「タイミングが合わない」
多分、それだけのこと。
これがもっとはっきり分かる頃には、
タイミングのずれで生じたフレストレーションが、
気化しきっていているんだろうな、と思う。
そんな全てを理解した様な書き方しても、
結局、ソーイングセットをひとつ、買っていたりする。
項としてはもう不必要なんだけど、
タイミングがよかったから。