「あの時、好きだったよ」なんて言葉は、
とても、とても罪深いと思います。
過去形って、揺るがないから。
それでもって、人はこういうことを言うとき、
たいていその時の感情を凌ぐほど、
強い想いに支えられていることがほとんど。
言われた方は、爆弾をしかけられた様な気分。
素早くかつ丁寧に取り除かないと、
身を粉々に、焦がしてしまいそうになる。
行動もそうかもしれませんが、
大事な言葉は、潔く放つか、一生言わないか。
その二択で考えること、大事なんじゃないかと。
どうせだったら、“あの時”に聞きたかった。
だけど、もしあの時聞いていたとしたら、
私はきっと遠くに離れていたと思う。
もしも、そこまで読んで、
過去形になるまで冷やしてくれたなら、
そして冷えても尚抱き続けてくれていたなら、
私はやっぱり、君を素敵な人だと思う。
がんばれ。おしあわせに。
深呼吸、深呼吸。