2011年7月11日月曜日

振り向いていただきます。

“完璧を目指すことで、完璧を妨げてる。”
そんな矛盾があるんだ、と知った。


いつでもどこでも、きちんとできて、
迷惑をかけないことが一番だと思ってきた。

実際、わりとそういう風に出来ている気はするし、
すっごく怒られるということは、あまりない。
むしろ怒られるのとか苦手だし、嫌だ。

だから、相手は周りの気持ちや雰囲気を掴むことには、
昔から結構必死な方で、小さい頃からずっとしてきた。
今では、もう意識はしなくても、
人や周りのことがある程度分かるし見える。(と思う。)


でも、気づいてない訳ないじゃないですか。
ミスをしなければしないほど、影が薄くなることや、
費やす時間や頑張りは変わらなくても、
「当たり前」に見られるようになること。

だからずっと結果を出し続けてきたつもりでした。
勉強も、運動も、仕事も、全部、ぜーんぶ
常に「すごい」って言われるように頑張ってきた。

それは、褒められたいんじゃなくて、
忘れられたくないから。
本当に、忘れられるのが怖いんです。

「すごい」とか言ってもらえるたびに、
どういう顔したらいいのかわからなくて、
また一人になってく、って思うだけですごい嫌で。

でもできることをできないって言ったら迷惑だし、
経験させてもらえることは本当に嬉しい。

そうやって、いつも矛盾してる。


普通に、人並みにはすっごい悩んでる。
でも立ち止まったりしたら、そこまでのことが
全部無かったことになっちゃうから、
登れば登るほど踏み外すのが怖かったし、怖い。

それに、登る為に協力してくれた人や環境、
(語弊があったら嫌だけど、)犠牲にした物事。
もしかしたら可能性を奪った人がいたかもしれない。
そういう人や物事を、
私の失敗で無にするなんて出来ない。


こんなのは間違った努力だということや、
責任感ではなくてただのエゴだということは、
分かっています。
それでも、ずっと続けてきたんです。
どうしたらいいかわからなくて、続けてきたんです。

正直に言うと、今の私には、
「力を抜く」などということが
どういうことなのか、わかりません。

感情的になってしまうのはいけないと分かっていても、
なんかほんとに、涙しか出て来なくて、
どうしたらいいのかわかりません。


だけど、このままじゃいけないということだけは、
もう、痛いほど分かっています。

だから、頑張ります。
これしかないので、頑張ります。


たった一度「きらい」だと言われても、
私は大好きなんです。11年間ずっと。
どう頑張っても、もう諦められません。

この夢にだけは、振り向いていただきます。
私が、変わってみせます。