音楽を好きになったのは、耳を塞ぐ為。
何もかもから自分を守るため。
もしも、の範疇を越えて現実が迫ってくる。
何も叶えられなかったら、どうしたらいいんだろう。
どうやって背負っていけばいいんだろう。
どうしてこんなこと考えないといけなくなったんだろう。
なんで、持つものと持たざる者が居て、
それは生まれる前から決まっているんだろう。
これは、なんのためなんだろう。
これまでの時間は何の為だったんだろう。
どうして努力じゃどうしようもないことがあるんだろう。
それなのになぜ夢を見る力を与えられたんだろう。
表面的な理由は人に聞けば、
どこかで調べれば、いくらでも分かるんだけど、
自分の根源にあるはずの何かが無い。
明るくても暗くてもいいから、絶対的な根が必要なのに、
なんで無いんだろう。見つからないんだろう。
これは、なんなんだろう。
諦め方が分からないっていうのは嘘で、
知ってるよそんなこと。
誰にだって大事な事を諦めて来たことがある様に、
私にもそういうことのひとつやふたつある。
それがどんなに辛くても、
「もう諦めます」って口にしたら、
周りの人は味方してくれるから、
自ずと別の方向に進むことになる。
自分で決めたならそれでいいんだよ、って言葉は、
「諦める事を諦めるな」って言われるのと一緒。
それから先は、後悔を見せたらいけないし、
違う事で意味を見つけいかないといけない。
だけどきっと意味を見つけたら、諦めた事を忘れて、
さも、その選択肢を捨てる英断をしたみたいになる。
逃げたのに、諦めたのに、それを「正解」にしてしまう。
きっと、そうしてしまう。
私は、それでも良いんだって、まだ言えない。
でも言わないといけない(かもしれない)。
自分の心だけじゃ、未来は決められない。
どうしても、我が儘な人生は、許されない。
自分で決めないといけない、けど。