いやだな、って思ってることを体の外に出すことは大事です。
言葉にするだけで、明日も笑顔になる余裕が少しできるなら、
言えば良いじゃない。私は聞くよ。
私は画家のルノワールの画がどれも大好きです。
優しい風が吹いているように見えるし、
あたたかな色調の絵は、太陽の様ないいにおいがする。
そんなルノワールの教えの一つが、私にはとても響いています。
「現実はつらいことばかりだ。だから絵の中は幸せ一杯の色で満たそう」
明確な文句まではわからないのだけど、
こんなかんじのことをモットーに生きていたんだそうな。
社会人になってから、
ああ本当に行きているだけで辛いなって思うことがたくさんある。
学生のうちだけ、なんて言われる所以も今の時点で分かる。
それでもさ、
「幸せに生きていきたい」っていう希望は捨てられない。
周りの人は笑ってて欲しいし、
みんなに元気で居て欲しい。
ルノワールの言う「絵」の部分を自分の中につくるのは、
ひとりじゃ難しいと思う。
それこそ不満を口に出してみることで、余裕ができるなら、
そのためには、例えば、
人生をこの角度から見たら鮮やかに見える、というような、
別の視点とかがあるといいと思っている。
そういうときに、こいつ変な奴。あわないわ、
なーんて思ってる人が鍵だったりするのかもしれないよ。
しゃくに障るって言うのは、たいていが自分にとっての異端者なわけで、
実はただ単に「新鮮な存在」ということが多い。
出会った人たちの中に、出会う必要の無かった人なんていないと思う。