2016年7月29日金曜日

人生はルノワールの画の中に

愚痴を言うことを嫌う人がいるけれど、
いやだな、って思ってることを体の外に出すことは大事です。

言葉にするだけで、明日も笑顔になる余裕が少しできるなら、
言えば良いじゃない。私は聞くよ。


私は画家のルノワールの画がどれも大好きです。
優しい風が吹いているように見えるし、
あたたかな色調の絵は、太陽の様ないいにおいがする。

そんなルノワールの教えの一つが、私にはとても響いています。
「現実はつらいことばかりだ。だから絵の中は幸せ一杯の色で満たそう」
明確な文句まではわからないのだけど、
こんなかんじのことをモットーに生きていたんだそうな。

社会人になってから、
ああ本当に行きているだけで辛いなって思うことがたくさんある。
学生のうちだけ、なんて言われる所以も今の時点で分かる。

それでもさ、
「幸せに生きていきたい」っていう希望は捨てられない。
周りの人は笑ってて欲しいし、
みんなに元気で居て欲しい。

ルノワールの言う「絵」の部分を自分の中につくるのは、
ひとりじゃ難しいと思う。

それこそ不満を口に出してみることで、余裕ができるなら、
そのためには、例えば、
人生をこの角度から見たら鮮やかに見える、というような、
別の視点とかがあるといいと思っている。

そういうときに、こいつ変な奴。あわないわ、
なーんて思ってる人が鍵だったりするのかもしれないよ。

しゃくに障るって言うのは、たいていが自分にとっての異端者なわけで、
実はただ単に「新鮮な存在」ということが多い。

出会った人たちの中に、出会う必要の無かった人なんていないと思う。