2016年9月11日日曜日

すだちそば

会社の昼休み。
気の合う子と築地のそば屋にいった。
いい天そばを頼んだ。
帆立の天ぷら、すき。

話題の映画を見たけど、頭が追いつかなかった。
と白状したら、あーわかるかも、見てないけど。と言われた。
こういうこと言うから、仲いい。

その子が食べてたすだちそば、
良い香りだった。
夏が終わるね。


アニメって、見てから気づいた?けど、
やっぱり人が出てくる訳ではないから、
澱みがないと言うか、
どんなに色がキレイに表現できる時代になっても、
黒か白しかないような気がすると言うか。。。
本物に近づけようとすればするほど、
これは偽物なんだなって、確信できると言うか。

こんなことを熱弁したい訳でもないけれど、
好きになれないな、って漠然と思っていた理由が、
分かった気がした。

ヨゴレのないものっていうのが、苦手なのかも。
生きてるって、汚いものがあるのが普通だから、
それを隠されるとものすごく不自然に感じる。

その過剰なピュアを、一番盛り上がる場面で
全力で高められると、手を伸ばして飛んでも、
届かないところで絶頂を迎えられてる感じ。
「…お、おう」しか言えない。
置いていかれた、とも思えない。
ついていこうと思えなかったから。

あと、すくわれる話が苦手なんだ。


もっと帆立に水気が合っても好きだな、
お塩がうぐいす色のやつがよかったな、とか、
ちょっと面倒なことを思いながら食べる方が、
私は、食べてる感じがするんだよね。
満たされない方が、かえって満足できる。

今度は何食べよう。